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受ける先のIRでのリスク事項を読め

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【受ける先のIRでのリスク事項を読め】

田「相手が何を求めているのかっていうので一番わかりやすいはこれだよね、こんなの基本のキだよ」

 

箕「えー、こんなのしてました?田端さん自身は」

 

田「えー、、良い質問(笑)

大学生の時にこんなのしてたかなあ、就職しなくてもいいかなっておもってたからね。社会科見学的なもので就活はやってた。

もし自分が就活に全部落ちた時のバックアッププランがあるということはすごい大事で、例えば俺サーフィン好きだから、引っ越し屋の日雇いしながらサーフィンできたら俺結構幸せだよ、とか。

要は交渉中に、席立っていいやだったら、俺もういいす、帰ります、って言って、だったらこっち行きますっていう言えるバックアッププランがある人のほうが交渉力強いんですよ。

だから、1社とりあえず内定持ってるっていうのはすごい大事で、こんなくそみたいな会社なんだったらこっち行こうって思えるわけじゃん。

なんだけど一つ内定が出る前に、例えば典型的なのでいうと、さっきのサーフィンでもいいし、親の後継ぐとか、もしそれに自分が魅力を感じているならそれでもいいと思うんだけど、一個そういうのを作っておくのはいいと思う。

そうじゃないと、ただ入れてください、みたいなお願いになっちゃうじゃん。対等な交渉をするっていうマインドで面接官と向き合わないとダメですよ。

土下座したってダメな奴はダメだし。

あとこいつ生意気だなーって思うんだけど、こいつ手柄とった時に俺も一緒に昇進するか、みたいなので採るかもしれないし。

それがビジネスですから。」

 

箕「このIRのリスク事項を読めっていうことは相手の弱みを知れということですね」

 

田「IRとか中長期計画とか大事ですよ、というか基本。

相手があってのものだから、優秀さとか、面接で何を話すべきなのかっていうのは模範解答はないわけですよ。

その会社に向けてどう作るか、その面接官に向けてどう作るか。

例えば、まあ大企業だとないかもしれないけれど、最終面接の人が誰なのか特定できるかもしれないんですよ、そしたらその人のことググって調べたりとか、本を出していたらその本を読んでみるとかね、これももう基本だよ。

大学生とかみなさんそういうのってなんか感覚で言うと卑怯な裏口入学をお願いしに行くようなものでしょ?

むしろ分かるべき情報を手に入れてそれに向けて対処する、で最終決定者に向けて話す、プレゼンする。こんなのビジネスの基本ですよ、卑怯でも何でもない。

できることをやってない奴のほうがバカなんですよ。

そういう奴ほど落とされたら、俺の優秀さがわかってないとか言い出すんですよね。

このIRでのリスク事項を読めってことは相手の弱みとか、求めていることを提示しろっていうただそれだけの話。

あと、面接で聞くんだけど、今日あなたはうちを受けるにあたってどういう準備を具体的に個別でしましたか?って。

IRの色んな報告書見ました、最終面接は田端さんがいらっしゃるって聞いて田端さんの本読んできました、それでなんかNewsPicksのイベントで金魚鉢の話をされていて、僕はそれは半分正しくて半分間違っていると思っていまして、新しいなんとか理論を考えてきました!、とかなら、こいつやるな、って思うけどね」

 

 

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箕「でもそれって、社会に出てから一番大切なことですよね」

 

田「面接官笑わせるのってすごいいいですよ」

 

箕「僕も面接官何回かやったことあるんですけど、結構わかりますよね。優秀かそうでないかって」

 

田「一番俺の嫌なタイプは、志望動機とか聞かれたときに、なんかテープレコーダーみたいにすらすら語るんだけど、こいつどこでも同じこと言ってんなみたいに思うとその時点でダメだなって思うよね。

その言ってることが正しいとか間違ってるとかじゃなくて、どこにも向けて同じことやってるなって感じさせたらダメなんですよ。

例えばLINEだったら、これからスマートフォンビジネスは伸びると思いますとか言うとさ、あの。君さ。ってなるよね

それよりなんか、僕は田舎に住んでて、エッチな動画が見たくて、みんなが寝た後リビングで見るしかなくって、でもスマホが家に来たとき僕は・・・みたいな(笑)

それで僕がいかに嬉しかったかってことのほうがさ、だってそれはその人にしか感じられなかった原体験なんだから。

たしかにそうだよな、嬉しいよな、って思うじゃん。」

 

箕「面接官だって普通の人間ですからね。

会うと面接官っぽいけど、あー、だりーつってトイレで、良い奴いねえなとか言ってるんですよ。」

 

田「島田紳助が言ってたことなんですけど、すごい僕感動して、M-1でいかに優勝するかみたいなのを若手の前で語ってるんだけど。

M-1の一番最初の予選の審査時間とかって2分とからしいのよ、2分だから、最後の30秒でドカンと笑わせればそれはそれでいいかもしれないけど、1日中2分の若手のネタをずーっと聞かされてる審査員の心境を想像するんだよ、それが例えば昼の1時から夕方の6時までやってるとして、みなさんの番が夕方5時だとするじゃん?、そのときに、入ってきた瞬間にいかにして今まで4時間やってたライバルたちを前振りとして使えるか、っていうのが大事。

要は、面接官も人間だから、例えば入ってきたときに、今日面接何人されました?、えっ20人ですか!?みたいなね(笑)」

 

箕「そいつ慣れすぎでしょ(笑)」

 

田「入った瞬間おしぼり配ったりとかね(笑)レッドブル買ってきたんで!とか(笑)

こいつやるなあって思うけどね(笑)

そういうのを、もので釣って卑怯だとかじゃなくて、とにかくビジネスってのはサイエンスじゃなくてアートだからね。

 

常に人が違ってもおんなじ手順でおんなじような結果が出るのがサイエンス。

アートはそうではなくて、恋愛もそうなんだけどおんなじ口説き文句をおんなじ風に言ったのにA君は振られてB君はOKみたいなことがあるわけじゃん。

それに対して振られたほうがさ、おかしいとか卑怯だとか、言ってもしょうがないわけじゃん。」

 

箕「その瞬間の風向きなり、顔の表情とか見て一番いい最適解を出し続けるってことですよね。」

 

田「だから部屋にぱって入った瞬間に面接官の顔の表情を見て何を感じ取れるかだよね。

俺、面接のときにこれからのネットビジネスについてどう思いますか?っていう質問をしたんだよね、そしたらいきなり5分10分とかもう演説レベルでしだすわけよ、でもそいつからしたら準備してきたやつがきた!って思ってるんだろううけど、俺途中で寝ちゃってさ(笑) 1対1の面接なのに(笑)

さすがに面接官として寝ちゃったら2ちゃんとかに書かれるかもしれないから、ちゃんと一人ずつ向き合おうと思って、やっぱり人が一生懸命に話しててつまらないとはいえ寝ちゃうのは失礼だなと思ったんだけど、多分ね、俺が寝てたことに向こうの奴気づいてないんだよ(笑)」

 

箕「就活浪人してたんですけど、1年目の時はめちゃ媚びうるような感じでいって一個も受かんなかったんだけど、2年目に集英社の最終面接で、私服で行ったのよ、いつもの箕輪、みたいな感じで、態度も。そしたらだいたい通るようになったね。」

 

田「本音出さずに就活やってもし通っても辛いですよ。

だって会社で過ごす時間長いもん、自分が自分らしくいられないとこで仕事するって辛いよ。」

 

箕「逆にそこが本質ですよね。むしろこっちが相手を選ぶみたいなつもりで俺こんな人間なんですけどどうですか?みたいなイメージ」

 

田「それでいいんですよ。別に就活失敗しても飢え死にしないでしょ。

最近ニュースにはなってないけど、昔は就活で悩んで自殺とかさ、ほんと切ない、そんなことで死ぬなよ、って。

面接官やる側になってみたら、何も問題なかったのに、なんとなく面白くないってだけで落ちるみたいなのがあって、多分面接官変えて10回やったら内定メンバー変わるようなことだし、だからそんなことで死ぬことじゃないですよ。」