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面接で何を語るべきか

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【面接で何を語るべきか】

 

田「学生に言いたいことは、会社は学校じゃねえ、ってことだな。
会社は学校の延長線上じゃないってこと。
上司は先生じゃない。全く違う。
俺は学校にいた時より会社にいる方が楽しいよ、ほんとに、こんなに楽しいことない、学校なんて窮屈だよ。

わざわざ組織が人を採るということはその組織に何かが欠けてるからなんだよね、この人を採ることで、今自分のチームなり会社なりに、何が入るんだろうっていうのをみてるわけ。
で、1番ダメなやつは面接でLINEがいかに素晴らしいか、スタートトゥデイがどう凄いとかを話すやつ。
それは違うんですよ。
褒めれば受かるのは間違い。
みなさんが応募するということは組織側に立って一緒にやる仲間になるわけなんですよ、そしたら聞きたいことっていうのは、お前がこれをどんだけ素晴らしいと思ってるのかじゃなくて、むしろここがこうダメで、僕はこういう風に変えることができます。ってこと。
ない知識なりノウハウを持ち込める人、みたいな。」

箕「確かにそれはわかります。
うちのバイト採用の基準は若くて元気のある奴ですよ。」

田「それは大前提としてあるよね(笑)」

箕「それはなんでかっていうと幻冬舎も結構おじいちゃんみたいな会社で、だから若い人達がほしいってのもあるかもしれませんね」

 

 

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田「いい例え話があって、金魚鉢の話なんだけど。
まあこれが生物学的に正しいのかどうかわかんないんだけどね。
鉢の中に金魚を何匹か入れて、ある時その真ん中に透明なアクリルの板を入れる。
んで、片方に全部金魚を寄せる。
そうすると金魚は泳いでるうちに、あれ?こっち行けたはずなんだけどなあってなるじゃん。
しばらく経つと、金魚もバカじゃないいんで、あそこは何故か透明だけど行けないんだ、って学習して、みんな端っこで暮らし出すんですよ。
んで、ある時真ん中の透明の板を外す。
何が起こるかというと、金魚達はそのまま端っこで暮らしてるんですよ。
じゃあどうやったらまた金魚達を全体に行かせるのかっていうと、正解はまた新しい金魚を2,3匹入れるんですよ。」

箕「なにそれ!すごい面白い話!(笑)」

田「そうするとその2,3匹の金魚は透明の板のことなんか知らないからあちこち泳ぎ回るんですよね、無邪気なバカかもしれないけど、元いた金魚達は、あれ?向こう側行ってる奴いるぞ、あ、じゃあ俺も行こう、ってなるわけですよ。

だから俺新入社員によく言うのが、皆さんはその金魚鉢に入れられる新しい金魚です、って。」

箕「なるほど。凝り固まった考えを変えるってことですね。
出版とかでも、本じゃなくてnoteでいいじゃないですか、って上司とかに言うと、こいつムカつくけど、、っていうのあるもん。少なくとも一理あるなって。」

田「成功体験に縛られずに0ベースで考えられるってことはめちゃくちゃ有利なんですよ。」

箕「わかりますね、ムカつくけどこいつ核心ついてくるなってのがあるわけですよね。」

田「1番ダメなのが、2,3匹入れて、その1匹が忖度して、あれ?先輩たち向こう行ってないな、じゃあ先輩たちが行くまで俺もこっちに居ておこう、っていうのね。
こいつ金魚鉢に新しく入れた意味ねぇ、ってなるんですよ。

いいんですよ、KYというか、無邪気というか、そういうのって。
年寄りばっかりだと組織側が沈滞したり煮詰まったりするわけですよ、どうせやっても無駄だし、とか、これやっても意味ないよ、とか言い出すんだけど、そこで若者が無邪気にやらないとね。

しかもそこでいちいちあっち行ってもいいですか?とか聞かなくていいんだよ。
聞いたらどうせ、いやあそこなぜか行けないからやめたほうがいいよ、って言うに決まってんじゃん。
っていうよりかはうっかり向こう側行っちゃったやつのほうが変革をもたらすって意味ではよくない?」

箕「田端さんも僕も多分その繰り替えしですよね、え?これダメなんですか?、っていう。
それで自分のやり方が正しかったらいい話ですもんね。
勝てば官軍ってこと。
そこをできるかどうかですよね。

だから面接でなにを話せばいいかっていうのはさっきの金魚鉢の話なんですよね。」

田「そうそう。なんか御社の社員の方って、もっと広いすっきりした水槽あるのにみんな端っこで泳いでませんか?みたいなね。」

箕「でもそういうムカつく東大生いたら落とすでしょ?(笑)」

田「いや、なかなかムカつくってだけでは落とさないけど、でも可愛げがあるってのはすごい大事です。」

箕「テヘッ、みたいな感じですよね(笑)
要はどんな核心ついたこと言ってても、ただ生意気じゃないってことですよね。」

田「その可愛げ問題はすごい本質をついてて、どうやって身につけるんですか?って言われるとちょっと難しくて、深いものなんですよね。
自分の息子をいかにして可愛げのある人間に育てようか悩んでるもん。
だからそのうち可愛げ格差みたいなのくるんじゃない?(笑)

だって編集者とか営業ってそれだけで食っていけない?」

箕「要は結果を出すというのが大事なわけで、それが酒飲みながらなのか、パワポで資料作って何時間もかけてやるのか」

田「相手がなにを求めているのかを察知してそれを差し上げるのがビジネスだからね。」

箕「可愛げと金魚力、つまり打破することが就活生には重要ですね。」